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2008年10月

シリアス部分、完結! そして…

 帰還ロール、終了いたしました! 暴走ロールから考えると、半月以上…。

 まずは、長い長いロールにお付き合いいただきました各PCのPL様、本当にありがとうございました。最悪、打ち切りすら視野に入れて始めたこのロールでしたが、皆様のおかげでここまでこれたことに、心からのお礼を申し上げます。

 ある意味スタ学様の限界に挑戦する勢いのロールになってしまったと反省しつつも…不遜ながら、今後シリアスなロールをしようという方たちへの、『ここまでは大丈夫』という線引きにでもなれたらいいな、とも思っております。

 これにて、ルチルのシリアスロールを終了いたします。今後は、オリジナルストーリーで展開予定。スタ学内では、いろいろと決着後な設定で、ほのぼのといきたいと思います。

 それに伴って…と、言うわけでは全くなく、9割PLの都合で、来週中ごろから、ルチルはしばらく旅に出ます。

 以下、その『PLの都合』について。

 

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ロールの裏側でネタを暴露する

 世の中ハロウィン一色の中で、時代に逆らい倒すルチルPL・朱璃。…と、いうことで、真相暴露編帰還ロール、開幕中でございます。

 しかし…短くしよう、ギミックはなしにしよう、と思ってはいたのですが…実は一つ、どうしてもやらざるを得ないギミックを発見。

 と、いうことで…裏側で語ってみようと思います。

 ネタバレのため、追記内にて! …と、言いつつ、最新Blogから飛んできた場合、意味のないものになるんだよなぁ…。

 

 

 

 

 

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格ゲーバトン!

 面白そうだなぁ、と思っていた格ゲーバトンが、ルチルにも3本ほど飛んでまいりました。

 折角なので、2バージョン。ルチルver.と、裏人格ルビーレイver.で答えてみましょうv

 ルチルver.

1)キャラ名は?

 ルチル=アーウィンです。

 『ルチル』も『アーウィン』も、宝石の名前から来てます。

2)スピードorパワー

 スピード派、ですね。パワーには期待しないで下さい…

3)基本武器は?

 中距離では鞭、遠距離では弓……後は、必殺技用に銀鎖です。

(PL:こいつ武器多いなぁ…)

4)扱いやすさを五段階評価で

 2、くらいですか? (PL:攻撃の多彩さと引き換えに、コマンド入力が複雑化してそう)

5)セレクト時の台詞

「僕、ですか? …頑張ります」

6)対戦開始

(無造作に武器を構えて)「では…参ります」

7)基本攻撃動作を台詞付きで2つ

鞭使用時:「…はッ!」

       手首のスナップのみで鞭を放つ。普通に打撃攻撃。

弓使用時:「近寄らせは…しません」

       遠距離からの弓の速射。

8)必殺技をどうぞ

「運命を断ち切れ、銀の哀歌よ(セクト・フォルトゥナ・アルゼラメント)」

 銀鎖使用の全範囲攻撃。もちろん、ちゃんとコントロールできるようになってから使いますよ?

 セリフはそのまま、技名で。

9)敗北時の台詞は?

「はは…ダメ、でしたか…」(地面に崩れ落ちて、気絶)

10)勝利時の台詞は?

「立ち止まるわけには…いきませんからね」(武器を納めながら)

11)挑発時の台詞

「貴方の力を…もっと見せてくださいよ」(穏やかに笑いながら、相手を見やる)

12)2Pカラーリング

オッドアイが左右逆になって、別タイプの制服を着ている…とか。あと、目が虚ろ。

13)バトンを回すお子さんをタッグバトル時のイメージ付きで

1.魅沖様の所の夜和子さん

「えっと…精一杯、頑張りましょうね」

 後ろからの援護に徹します。むしろ、誰も夜和子さんには近づかせない! くらいの勢いで。

 

 ……しまったぁ!!後が続かない!! いえ、タッグ組みたいなぁ、と思っていた方々からバトンが飛んできたものですから…バトン投げ返せないし!!

 結構いるんじゃないのかなぁ、そろそろバトンの投げ場に困っている人…。

 と、いうことですみません! 一人だけで!! 

 

 以下、ルビーレイver.です

 

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Trick or Trick?

 すみません! ギャグが書きたかったんです…。

 特にターフェアのイメージの崩れっぷりが酷いですので…注意してください。

 

 

 

 

 

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しばらく頭を冷やしましょう…

 やはり、難しいですねぇ…。

 狂気をやるにあたって、どこまでできるのか、と言うのは結構悩んでたりしたわけですが……しまった、やりすぎた、と、途中から自己嫌悪に沈んでたり。

 

 以下、そんな流れで考えたこと。

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家宝です!

 麦様に書いていただいた絵を、煽り文句ごと強奪してきちゃいましたv もう、家宝として飾って拝むしかありませんねっ!!

Photo

 

 

 

 

 優しきに宿るは強くも狂おしい

 

 

 触発されて、短い詩を書いてみた。

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枷の外れる時~入学前日譚~

(注:ダークです。苦手な方はご注意を!!)

 

 

 

 

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閉鎖世界の扉を開けて 13

「そういえば、先ほど『パーティ』って仰いましたけど…ガイロードさんは、冒険者だったんですか?」

 先ほど中断された会話の中で思いついたことを、ルチルは口にする。

「そうっすよ」

 あっさり肯定されるものの…ルチルが思い出すのは、物語に書いてあったような冒険者だけだ。

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閉鎖世界の扉を開けて 12

 ひょいひょいっと身軽に降りてくるルチルを見て、ガイロードは感嘆の声を上げる。

「お見事♪

 こう言っちゃなんっすけど、結構身軽なんっすねぇ。弓と鞭が武器らしかったんで、そういう動作は苦手なのかと勝手に思ってやした」

「そうですか…?」

 言われて、ルチルは小首を傾げる。

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閉鎖世界の扉を開けて 11

 とっさにバランスを戻そうとしたものの、そう上手くいくはずもなく。かろうじて枝に足を引っ掛けて転落は免れたが、ルチルはそのまま逆さ宙吊り状態となってしまった。

 背中から転がるように地面に落ちたガイロードが逆向きで見えて…

「あんらぁ、アッシってお間抜けな感じっすねぇ」

 その場で軽い口調と共にゴロゴロ揺れているのを見て、少なくとも重傷を負ってはいない、と、とりあえず安堵する。

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閉鎖世界の扉を開けて 10

 心の中でそう思いつつも、声にするのは別の言葉。

「はい。…実のところ、この学園に入ったのも、この左目のことを調べるため…っていうのもあるんですよね。

 今のところは、まだよく分かってはいないんですが…気長に行くつもりです。ご心配、おかけしました…」

 そして、今度こそちゃんとした微笑を浮かべる。

 それからまた、数本の枝を固定して…

 

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ターフェアの設定

名前:ターフェア

性別:両性(精神は女)

年齢:軽く1000を超える

身長:自由自在に変えられる

体重:木の重さ。精霊体に重さはない

外見:巨大な藤の木。

   精霊としての外見は、藤色の長髪ストレート、同色の瞳。やや尖った耳。異国風(和装。巫女装束に近いもの)の服を着ている。最近力不足のせいで、現れても常に半透明。

性格:一途で真面目。思い込んだら変えられない。

口調:一人称;私(と書いて『わたくし』と読む)、二人称;あなた、三人称;~様 丁寧口調。語尾は『~ですわ』、『~ますわ』が基本。

バトルスタイル:攻撃力は皆無だが、防御・回復等サポートは得意。

使用術:『藤の宴 初幕《咲き初め》』→範囲回復術

   『藤の宴 中幕《繚乱》』→範囲防御術

   『藤の宴 終幕《散華》』→範囲攻撃力上昇

   『藤の宴 幕間《朽葉流》』→移動系術

 スキル実装されたら、詳しく技データを考える予定。

 以下、ネタバレ

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短編集 その2

 狂気ロール付近から、その後。

 狂気中は病んでるのが多く、簡単な仕掛けもあるため、苦手な方は注意お願いします。

 その後は、ほのぼの傾向。

 

 Optatio~願い、二つ~ :狂気真っ最中のルチル。短編というより、詩。『Opatatio』は、ラテン語で『願い』の意。ラテン語、好きですv

 世界の終わり、そして始まり :旅から帰ってくる直前。これが本編のラスト…かな?

 柘榴石 :本編終了後。柘榴食べてるだけの話。

 ささやかな願いは :本編終了後。シリアスでやや暗め。            

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Optatio~願い、二つ~

 狂気ロール最中のルチルの心情詩です。
 反転すると…? (反転で見えるカッコ内は、ルビーレイの心情です。ルビーレイがわからない方は…『揺籃世界』、『ルチルの設定』あたりを参照してください)

 

 

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珍しく、絵を描いてみた

 タイトル通り、本当に珍しく、絵を書いてみました。ルチルの暴走特訓中…ではあるんですが…

 期待しないで、お願いだから…。本気で下手なんです!! といった程度の出来でしかありませんので、あしからず! 朱璃は本来文字書きなんです!! 恥ずかしさに耐えられなくなったら、多分この記事消えますから!!

 そもそも、イラストをweb上に載せるのすら初めての経験。画質とサイズ落としすぎたような気がしてならないです。更には基本、画材が色鉛筆&パステルという…。画像を入れる練習、程度と思っていただいた方が…。

 それでもいいさ、見てやろう! というチャレンジャーな方のみ、下へどうぞ。

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いろいろ思うこと

 1 ) 感謝編  

 先日立ち上げたシリアスロール。こっそり伏字でも書いておりましたが…正直、こんな重っ苦しい狂気ロール、絡んでくれる方いらっしゃるのかなぁ…と、結構本気で心配してました。 

 いざとなったら、ひとりでも…くらいの覚悟で立ち上げたんですけれども…。

 

 始まったばかりですが、現段階で、絡んでくださっている方5名。一時、アクセス数トップにも立たせていただきました。  

 PLとしても、PCとしても、ありがとうを言いたいです。

 正直、いろいろと心情を綴ろうか、とも思ったんですが…それをするときっぱり蛇足になってしまうので、ただ一言。

  絡んでくださっている方に、見てくださった方に、そして、取り巻く全ての環境に。そして何より、場をお借りしているスタ学様に。

 『ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします』 の一言を。

 

 2 ) 寂しさ編

 前々から気づいてはいましたが、最近スタ学から退会される方が多い様子。

 朱璃もルチルも、付き合いの幅はそこまで広くないとはいえ…名を聞いたことのある方、一言でも文字を交わした方がいなくなるのは、どうにも寂しいものです。

  皆様、何かしらのお考えがあってやめていかれるはずですので、朱璃から言えるのはただ一言。

 お疲れ様でした。皆様の今後が、より良いものでありますように… 

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そして、世界は動き出す

 文字を綴る手の動きは乱れることなく、紙に流麗な飾り文字を書いてゆく。横に置かれた普通の文字のそれを、飾り文字として清書することが、本日のルチルの課題だ。

「……っと、これで、おしまい!」

 インクがにじまない様にそっと持ち上げて、もう一度目を通し、満足げに頷く。横に置かれた同様の飾り文字の群れを眺めて、ルチルは満足げに蒼の両眼を細めた。

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閉鎖世界の扉を開けて 9

 振った両手を納め、綺麗に蔓を仕分けて持ってきてくれた精獣たちに礼を言う。そして、微笑みを浮かべてガイロードを見た…と、自分では思っていた。

 いや、実際に、その通りの表情をしていたのだけれども…

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閉鎖世界の扉を開けて 8

 ターフェアが、難しい気持ちで二人を見ていることなど知る由もなく、合間に雑談をはさみながら、作業は続く。

「芯が強い…ですか。確かにそうかもしれません。精神感応で伝わってくる意思は…いつも、まっすぐですから。でも…教えてくれたっていいのに、とも思います…。

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閉鎖世界の扉を開けて 7

 後ろでそんなやり取りが行われていたことなど知りもせず、ルチルは縄梯子を器用に登っていく。

「でも…あの説明で理解していただけるって…凄いです」

 先ほどの、自分で考えても拙すぎる説明を思い返し、ルチルは落ち込み半分、感嘆半分、といった声を出す。

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さて…そろそろ始めようか

 何を始めようと思っているのかというと…ルチルのシリアスロール。

 これが終わらないことには…他者のシリアスに絡みにいけない…特に、戦いとか、特訓とか、そういうロールには…。

 某御方に、絡みに行きたかった…(あえてどなたかは言わないことに…(苦笑))

 以下、その理由とか。

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閉鎖世界の扉を開けて 6

 鞭を縄梯子に変えて、はぅ、と、小さく息をついた瞬間…

!? って、どういう鞭なんっすか? ターフェアさんって、確かアームメイトのブレスレットについていた名前でしたよねぇ?」

 明らかに動揺したガイロードを見て、ルチルは思い出す。

 そういえば…ターフェアについて、何も説明していなかったことを。

「あ…そういえば…」

(肝心なところで、抜けているのですから…)

 ぽつりと響いた思念に、今度こそ呆れの色を感じ、ルチルは何も言えなくなる。

「えっと、ですね…」

 かと言って、説明するのも大層難しい。ルチルは、傍らに置かれた藤の苗木に向かって、呼びかけた。

「ターフェアさん…出てきてください」

 傍から見ると、苗木に話しかける変な人であろう。しかし…

(まったく…仕方がないですね)

 珍しく、ターフェアがそれに応えた。

 藤色の長い髪、同色の瞳。どこか異国風の衣装に身を包んだ半透明の女性が、ルチルの傍らに現れた。

「えっと…改めて紹介します。

 彼女が『ターフェアさん』で…藤の木に宿る、精霊…ですか?そういう存在です」

(何ですか、その言い方は)

 ターフェアの思念を流して、ルチルは続けて腕をまくる。いつもはそこにある藤蔓の腕輪がそこにはないことを見せた後、縄梯子を目で指して…

「それで、これは、元は腕輪だった藤の蔓で…ターフェアさんの一部です」

 上手く説明できたかな? と、首を傾げ、ルチルはガイロードの返答を待った。

 

「なるほど…ようするに、ターフェアさんは藤の木の精霊で、今回植え替えるのがその本体。ルチル君が普段腕にしている藤蔓のブレスレットはターフェアさんの本体の一部で、ターフェアさんの力を借りる媒体になっている…ってな所っすか?」

(あら、凄いわ。ルチルのあの説明で、理解できるなんて…)

 ターフェアの思念に、酷い、と思いはしたものの…確かにその通りである。ルチルはガイロードに小さく拍手を送りつつ、頷いた。

「そうです…。ブレスレットがあれば、ある程度はターフェアさんの力も借りられるんですけれども…本体から離れるには、時間制限があるみたいなんですよね…」

 本来の目的はどこへやら、ついつい考え込みそうになるルチルに、ガイロードが声をかける。

「あ、遅くなる一方ですから、作業進めながらお話しやしょうや」

「…っと。そう、ですね…。じゃあ、始めましょうか…」

 

「っと、その前に」

 慌てて縄梯子を登り始めるルチルの後ろで、ガイロードはターフェアに向き直る。

「ターフェアさん。先日ルチル君とお話させていただいた、ガイロードと申しやす。今日は引越しのお手伝い、させて下さいな」

 まるで人間にするのと同じように、頭を下げて挨拶をするガイロードを見て…ターフェアは、淡く微笑んだ。

(こちらこそ、よろしくお願いしますね。

そして…ルチルと出会ってくれて…ありがとう)

 そして、ターフェアはガイロードに一礼を返す。

この思念が届かないとわかっていても…ターフェアは、ガイロードにお礼を言いたかったのだ。

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閉鎖世界の扉を開けて 5

 マナが収束する…その感覚は、実はルチルも何となくわかる。魔法は使えないとはいえ、その方面の感覚だけは発達している…のだろうか? よく、わからない。

 収束したマナから現れたのは…数羽の巨大な鳩。

「うわぁ…」

 思わず声を上げたルチルに、ガイロードが説明をくれる。

「軍艦鳩っていう、ただ単に巨大な鳩なんっすけどね。簡単な指示ならいろいろとこなしてくれやす」

 と、ルチルの手にあった蔓のうちの一本が、ひょいっととられる。

「さって皆さん、こういう蔓を集めてきて下さいな。…ヴェガ、陣頭指揮任せやすよん♪」

 と、声をかけると、ガイロードの頭の上に座っていた三つ首の竜が「ギャウ!」と一声鳴く。

 前に、紹介してもらったことがある…ガイロードのアームメイト、ヴェガだ。

 ヴェガはガイロードの頭の上から駆け下りると、軍艦鳩たちを従えて蔓集めへと出発する。

「凄いなぁ…」

 ルチルは、ぽつりと呟いた。

 

 ガイロードのように、他者を召喚し戦うものを、ブリーダーという。

対して、ルチルはウォーリア。全てのクラスの技術を習得できる代わりに、特化された力には及ばない。

 だから…なのだろうか? 彼に対して、ルチルが憧憬の念を覚えるのは…。

 だとしたら……

 

「……っと。じゃあ、彼らが戻ってくるまでの間に…」

 一瞬浮かんだ思いを振り切るように、ルチルは努めて明るい声を出す。

「出来るだけ、やっちゃいませんか?

 向こうの木から渡してある枝は、粗方固定したので…こっちから」

 そうして、一本の木を指差す。登りにくそうな木で作業をするため、ルチルは両手の内に鞭を出した。

「では、行きますよー…

 せーのっ……はッ!」

 まずは、左手の鞭を上に向かって放つ。それが絡みついた場所を確認して、その横めがけて右手の鞭を。

「おぉ~、お見事。すごい鞭裁きっすねぇ」

 ガイロードの声援と拍手に微笑みで答えてから、鞭に触れて、呟く。

「ターフェアさん、縄梯子お願いします…」

(…本当に、人使いの荒いこと…)

 呆れたような、苦笑したような気配。それと共に、二本の鞭は絡み合い、縄梯子となった。

 その気配に対して…ルチルは微笑む。そして…

「では……始めましょうか?」

 軽く縄梯子を引っ張って確認した後、ガイロードに向き直り、言った。

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閉鎖世界の扉を開けて 4

「藤棚とかを作るんは初めてなんでちんぷんかんぷんなんっすけど、何から手伝やいいんすか? とりあえず指示くださいな。

って…しっかしまぁ、結構大きく作るんっすねぇ」

 出来かけの藤棚を見ると、それはどうやらこの開けた場所一杯を使って作るようで…ガイロードは素直に感想を口にする。

「うーん…実は、これでも家の藤棚よりは大分小さいんですけど…」

 支柱まで立てるのは到底無理、と判断した結果、その辺りにある木に枝や棒を渡しかけて…という作り方にしたせいで、確かにかなりの大きさになってしまった藤棚。実家のものは桁外れに大きかったとしても…これも確かに、大きい。

 とはいえ…実家の藤棚から溢れそうなほどに大きかったターフェアを思うと、やはりこれでも少し小さい、と感じてしまう。

「って…大分小さいって、結構な大きさっすよ、これ」

「です……よね…。

 回りの木に、枝とか棒とかを渡して固定してるんですけれども…なかなか終わらなくて…」

 ルチルは、はぅ、と溜息をつく。本当は、もう少し形にしておきたかった…厚意で手伝ってくれるガイロードに、あまり肉体労働などさせたくなかったのだけれど…。

 手にした蔓を握り締め、ルチルは少しだけ俯いた。…と、そんな心情を知ってか知らずか、ガイロードが明るく宣言する。

「まぁ、はじめやしょうか。木に固定していけばいいんっすね。その蔓で、固定してるんっすか?」

「あっ…はい」

「んー…蔓が少ないっすね…」

 しばし辺りを見回した後、ガイロードが呟く。ルチルが、それに何か言葉を返そうとする、その前に…

 

 パチンと、小さな音がした。

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決意と呼べるほどではないが、一応。

 何が言いたいかといいますと、ロールは楽しいけど難しい、ということ。

 以下、真面目なのかそうでないのか微妙な、単なるPLの徒然事。重苦しいのが苦手な人は、スルーお願いします。

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ルチルの設定

名前:ルチル=アーウィン

性別:男

年齢:16

身長:160cm

体重:50kg前後

骨が細くてかなり華奢。思い切り抱きしめると折れそうなくらい。

肩くらいまでの黒髪に、右は鮮やかな蒼、左は血のような赤のオッドアイ。少女に見間違えられることも多い、中性的な容貌。

服装:制服Aの冬服。両腕に、藤蔓のブレスレット

性格:少々引っ込み思案だが、意志薄弱というわけではなく、一本の芯はもっている。

口調:一人称;僕、二人称;貴方・貴女、三人称;~さん ナチュラル敬語。『…』がつくことが多い

バトルスタイル:マスターサポート寄りのバランスタイプ。鞭と弓を使い、近距離以外の全てをこなす

アームメイト:ターフェア

       藤の木の精霊で、普段は腕輪を介してルチルの武器となる。また、治癒能力もあるが、ほとんど使わない

 以下、ネタバレです

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